| 
		
     
クリスマスとは、イエス・キリストが今から約2000年前に 
ベツレヘムの馬小屋でお生まれになったお誕生日を祝う 
「キリストの降誕祭」です。 
しかし、イエス・キリストの誕生日に関する記録は残されていないため、 
正確な日付けはわかっていません。 
初期の頃には様々な日に祝ったようですが、 
時が流れるにつれ、12月25日に祝われるようになり、 
4世紀にこれが確立したそうです。
 
また、ローマでは12月の冬至に太陽を祭るお祝いをしていました。 
  ご存知のとおり、北半球で一番昼が短くなるのが冬至です。 
  冬に向け次第に短くなってきた昼が、この日を境にまた長くなっていきます。 
  つまり、勢いの弱まってきた太陽が冬至に再び力を取り戻し、 
  光りが蘇るということを祝っていたのです。 
さらに、273年になると、時のローマ皇帝アウレリアヌスは 
  12月25日を太陽神の誕生日と定めました。 
  イエス・キリストは『正義の太陽』『世の光』と呼ばれていることから、 
  336年、当時の教会はこの祭日を利用してイエス・キリストの誕生を 
  祝う日と定めたということです。 
また、当時のローマでは、太陽神を崇拝する異教が大きな力を持ち、 
  12月25日を太陽神を祭る祝祭日としていました。 
  そこで、初代キリスト教の指導者達が、 
  異教徒との対立や摩擦を生むことなく 
  異教徒にキリスト教を広めるために、12月25日をクリスマスとしたようです。 
クリスマスの語源は、ラテン語「クリストゥス・ミサ」の略で 
  Christ(キリスト)+mas(礼拝)を意味します。 
XmasはX(ギリシャ語で「Xristos」の頭文字)+mas(礼拝) 
  Xristos(クリストス)は「油を注がれた者」という意味で、 
  「救世主」「キリスト」を意味します。 
Christmas。Xmas。 
  X'masとアポストロフィを入れるのは間違いで、 
  「Xmas」もしくは「X-mas」と書くのが正しいようです。  
    |