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■ ガーベラ Gerbera (和名:ガーベラ)
英名:アフリカンデージー、トランスバールデージー
科名:キク科 別名:花車(はなぐるま)、アフリカ菊(ぎく)
花期:5〜10月  原産地:南アフリカ

100年ほど前に南アフリカの金採掘場で自生していた小さな菊がイギリスに持ち帰られました。19世紀末に35種ほどの原種の交雑が繰り返され、ヨーロッパでガーベラが誕生しました。

当時のガーベラは一重で茎が短いのが特徴でした。その後、日本に伝わり八重咲きの現在のようなガーベラが誕生しました。1960年代に育種が進み重要な切花として世界的に施設栽培されるようになりました。

Gerbera(ガーベラ)は、18世紀のドイツの医者「Gerber さん」の名前にちなんでいるそうです。

■ ローズ Rose (和名:バラ)
薫り高く、 気品にあふれ「花の女王」と詠われたバラですが、 いつごろから地上に表れたのでしょうか?

現在のところ、アメリカのオレゴン州 で発掘された岩石の中から出た化石にバラが発見され、地層から3500万年から3200万年前に存在したことが分かっています。バラは英語名でチャイニーズローズ。中国原産種のバラで日本では『庚申バラ』『長春花』と呼ばれている。現在ある四季咲系のバラのルーツがこのバラで、ヨーロッパに渡るまではヨーロッパには四季咲系のバラは無かった。

中国から渡った四季咲きのバラと、一季咲系きの大輪バラであるハイブリット。パーペチュアルを組み合わせたのが、1867年フランス人のギョーです。このころ品種改良されたバラは現在の品種の元になっています。新品種を生み出す為のバラを母バラという、このバラの良し悪しで新品種の完成具合も違ってきます。

日本で本格的に西洋のバラを栽培し始めたのは、1870年(明治3年)和歌山の山東一郎がアメリカから450種類の苗を買ったのが最初と云われています。家庭でバラの花が飾れるように温室で切りバラ栽培が始まったのは大正11年と云われている。しかし このころは高嶺の花で、家庭でバラの花を楽しむようになったのは  第2時世界大戦後アメリカ文化が広まってからです。

■ チューリップ Tulip (和名:チューリップ)
チューリップの故郷は地中海沿岸から中国の西南部にかけた砂漠地帯(中央アジア)で、原種は普段日本の街中で見かけるチューリップとは随分違い、全体的に地味で小ぶりです。はじめにチューリップを庭園に植え、観賞用に改良して楽しんだのはトルコの人々でした。16世紀チューリップの美しさに感動した外交官が∃−ロッパヘ球根を持ち帰ったのち、ウィーンの植物学者が大切に育てました。その後、育てられたチューリップコレクションは有名になり、17世紀のオランダで熱狂的なチューリップブームが起こって一気に世界へ広がっていったのです。ブームの後もオランダでは品種改良が進み、現在では世界最大のチューリップ生産国となっています。チューリップが日本にはじめてやってきたのは、文久3年(1863年)といわれています。

◇ 新しい品種が生まれるまで
チューリップは球根で繁殖する植物ですが、タネから育てることもできます。タネの場合、人工的に交配することで新しい品種が生まれますが、花が咲くまでに5〜6年もの年月がかかります。ようやく花が咲いても、新しい品種として認められるのは何万球のうちの1球です。その1球から商品となるほど球根・数を増やすのに、また15年以上かかり、その間、病気や栽培方法、環境適性などいろいろな試験を繰り返します。チューリップの新品種は気の遠くなるような長い年月と手間をかけて生まれているのです。


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