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7月 ルビー ・・・ 情熱・仁愛・威厳

ルビーの語源はラテン語で赤を意味する”ruber”からきています。炎のように情熱的であるとされ、ルビーを身につけると魅力を引き出し、恋人を招くといわれています。ルビーには、色々な物語があります。アラビアンナイト物語の、シンドバッドの冒険などもそうです。語りつくせないほどの物語を秘めた石と言えるでしょう。

西洋でもギリシャ・ローマ神話と結びつき、ルビーは炎と戦いの軍神・マルスが宿るとされ、石の中でも特に強力なエナジーを持つものとされています。むかしは赤い宝石はすべてルビーとよばれていました。赤い宝石の女王、それがルビーなのです。ルビーは内部で燃える情熱の炎だと考えられ、ルビーを身につける者は、内に秘める激しい情熱がよび覚まされるとともに、嫉妬や邪念を静め、精神の安定を得ると考えられていました。

また、人々がルビーを尊重したのは、美しさだけでなく不死の命を授かれると考えていたからです。ルビーの本場インドでは、この石を粉にしたものが恐怖心を無くし快感を増幅させる秘薬とされていました。


8月 サードオニック・ペリドット(かんらん石) ・・・ 和合・夫婦の幸福

ペリドットは英語でオリビンと呼ばれ、語源は「オリーブ」、日本名のかんらん石の「かんらん」も、オリーブを意味するように、オリーブの実や油を連想さ せる、緑色の光沢の強い宝石です。深く美しい輝きを放つグリーンが魅力のペリドット。古代では「太陽の宝石」「太陽から飛んできた石」として崇拝され、 力を解き放ち悪霊を追い払う力があると信じられていました。物事をはっきりと見据え、問題を解決させる力があり、また持つ者を精神的に落ち着かせ、戦 いでは勇気を与えるといわれています。

聖書には「エチオピアのトパーズ」として出てくるのですが、これはペリドットがエジプトの沖、紅海に浮かぶトバゾス島から産出したことに由来するものです。上質のペリドットは、空から降ってきた隕石のカケラという説があります。実際に隕石に混ざっていることもあります。星から贈られた黄緑で森色の宝石は紀元前3世紀、エジプトを治めたファラオ、プトレマイオス2世、その母ベレニス女王がこの石を大変気に入っていたと言われています。

明るくて無邪気、軽やかで若々しい、この黄緑色の宝石はそんな意味を持っています。持つ者の恐怖心を取り去り、平和や喜びを授ける力を持つ石と信じられています。冷静にしてくれる効果も持つと言われています。


9月 サファイア ・・・ 誠実・慈愛・望徳

サファイアの語源は、青を意味するギリシャ語のsaffheirosからきています。あらゆる宝石の青の中で、もっとも完璧で神聖で静かな蒼。東南アジアの仏教国ではもっとも神に近い石といして、仏教徒に尊重されています。信仰の篤い人が持つと、心が平和になり、病気や災難を免れると言われています。キリスト教では、ローマ法王や大司教の人差し指に飾られる石でした。

古代ペルシャの伝説では、大地を支える石として崇められてきました。空が青いのはサファイアの色を反射しているからと言われていたそうです。また『眠りの森の美女』に登場するサファイアの精は、ヒロインに幸せを贈ります。その粉を飲むと、風邪や憂鬱が治るとされ、サファイアという石が持つ伝説は、神聖な石としてあるようです。サファイアを持つだけで健康回復、闘争心を消し、人とのハーモニーを高めるとされています。

この石を身につけていると、邪な考えを消す事ができるので、永久の平和を願う人たちが持つに相応しいとされ、不義な人が持つと色が濁ると信じられています。


10月 オパール・トルマリン ・・・ 心の歓喜・安楽

ローマ時代はラテン語で「オパルス」、現在の「オパール」は、ドイツ語で、サンスクリット語の「宝の石」が語源とされています。様々な色が散りばめられ、虹色に輝く事から希望を意味し、幸せを招く「神の石」として古くから珍重されています。和名では「卵の白身に似ている」という語源から「蛋白石」と名付けられています。

「聖なる石」オパールは、神が子供の目から創った石とされています。それは、済んだ瞳で物事を見るという事の大切さを伝えています。オパールは人に変化を促す石であると言われ、変化を求めるとき、方向性を見失わず、澄んだ瞳で物事を見極め、考える力を与えてくれる石であるとも言われています。また、オパールを身につけると、持ち主の健康状態により色が変化すると言われていました。14世紀、水の都ヴェネチアでペストが流行した時、その病気に掛かった人の症状により、色が変化したと言われています。

ローマ皇帝シーザーが何より愛した石、オパール。シーザーがクレオパトラへ贈ったとの言い伝えから「キューピッド ストーン」という名もついています。古代では、「あなたを心から愛します。」という想いを表し、ギリシャでは「オパールの中には愛の天使が棲む」と言い伝えられています。様々な可能性と夢を秘めた オパールは、幸せの石として語り継がれているのです。


11月 トパーズ・シトリン ・・・ 友愛・友情・希望・清潔

トパーズの語源は、ギリシャ語の「探し求める」に由来し採掘場としていた紅海の島々が、深い霧に包まれ探すことが困難であったことから「トパーズ」島と呼ばれていたことからとされています。また、古代インドのサンスクリット語で火の意味を表す(tapas)に由来すると考えられています。

古代エジプトではトパーズを太陽の神アラーの象徴として崇めていました。エジプトの美しい王妃アルシノエ一世は夫の殺害を企みましたが、失敗し、流刑となりました。その流刑地が紅海に浮かぶ孤島トパゾスでした。島の大守は、彼女に夢中になり、太陽のように輝く黄金の石を贈ったと言われています。それがトパーズです。トパーズは、「夜に光る」という伝説があり、様々な御利益やジンクスを誕生させました。語源の「探し求める」の延長線に「幸福」があり、採取方法の「光を見つける」が「洞察力」に結びつき、「夜に光る」が 悪魔払い「幸福」など、広く知られていきました。 また、美と健康の守護石とも言われ、持ち歩くと、石の発するパワーが体内に染み込んでいくといわれていました。不眠症を治す石でもあり、多くのパワーを持つ石であると考えられています。一般的な宝石ことばは「友愛」ですが、肌身離さず身に付けていると、真実の友または真実の愛が一生離れないと信じられています。


12月 トルコ石・ラピスラズリー ・・・ 成功・繁栄

トルコ石の語源トルクワーズはフランス語で、トルコの石という意味を持ちます。トルコ石はトルコで産出されることはほとんどありませんが、この名がついた理由として、「シナイ半島産のものがトルコを経て、ヨーロッパに運び込まれたところから」という説が有力です。

古くは、アリストテレスが「鉱物書」の中で、「空気が純粋ならターコイズの色も純粋。空気が濁ると石も濁る。」と、空の青さと石の関係を述べています。古代エジプトや古代インカなどの財宝の中に発見されている事からも、ターコイズの歴史はとても古いと考えられています。ネイティブアメリカンはターコイズを「空の石」と呼びました。ある伝説によると、ターコイズの山の頂上で羽根を休めた金色の鷲の精霊がターコイズの色を空に反射し移したので空が青くなった、という伝説です。

持つ人に勇気と幸運をもたらすと信じられ、愛する人の心変わりを、色の変化によって教えてくれると伝えられているターコイズ、旅行に行くときは災難を避けるためのお守りとしてパワーを発揮するそうです。

ターコイズには、人を思いやるバイブレーションがあるため、相手の事を思ってプレゼントすると、その気持ちと同調するようです。大切な恋人や友人にターコイズをプレゼントすれば、石が相手に幸運を運んでくれるでしょう。



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